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1/20、13:20から国連カンファレンスルーム9号室で、
「世界の難聴者、中途失聴者の求めること」と題した
サイドイベントが開催されました。
サイドイベントとは、国連が障害者の権利条約の審議
を促進するものとして、公式に開催されるものです。
したがって、参加者は権利条約の審議に加わっている
政府代表、各NGO障害者団体の方々です。

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今回のサイドイベントには、国連日本政府代表部の
ご後援が得られたことで、鈴木誉里子首席事務官の
開会のご挨拶を頂いた他、外務省、法務省、内閣府
の担当官もご出席されました。
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カナダ政府のスティーブン・ヒル氏、スウェーデン
政府代表など集まった各国の政府代表者、RI(リハ
ビリテーション・インターナショナル)の大御所トー
マス・ラグウォール博士や世界ろう連WFDのリサ・カウ
ピネン代表、各組織の参加者にもIFHOHのメンバーに
も、日本政府及び日本の統一的障害者組織JDFが難聴
者問題を重視していることが、強く印象づけられた
のではないかと思います。
会議は、デューガンIFHOH理事長の場慣れたスピーチ
で進行され、話された
英語と日本語が同時通訳され、
壁の一面の左側に英語の字幕、右側に日本語の字幕
が表示されています。
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デューガンIFHOH理事長からIFHOHの設立の経過と活動
の目的、WHOや国連と密接な関係を持ちながら活動し
ていることが説明されました。IFHOHは傘下の組織、
アンブレラが広がっているというのも印象に残りま
した。
全難聴の瀬谷国際部部長が力作によるDVDで「難聴者、
中途失聴者の要望」が上映され、音声がないこともあ
り、10分あまりの英語と日本語の字幕の付いた映像を
皆注視していました。
文字情報、文字
通訳、補聴援助システム、読話など、
生活に密着したシーンの連続で終わると、参加者から
期せずして拍手が起きました。
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スウェーデン難聴者協会会長ジャン・ピーター・スト
ローグレン氏がろう者団体とも協力して、ラオスの
病院に駐在して、難聴者への教育、啓発活動を行って
いることがスライドで紹介されました。

IFHOHと密接な関係を持つ耳鼻科医の国際組織ヒアリ
ング・インターナショナルHIも会長が鈴木淳一帝京大学
名誉教授が代表を勤められていますが、インドネシア
に対して難聴予防プロジェクトを実施しています。
日本はもっと
アジアにこうした支援を強める必要があ
ると感じました。
当事者の
体験談として、全難聴の清成幸仁氏が、失聴
当時から現在に至るまでの経験を会場に響き渡る声で
堂々と発表しました。その口調は言葉はわからなくて
も、デューガン理事長が自殺を考えた人が今アクティブ
に活動しているのに感銘したと話されたように、参加者
に
インパクトを与えました。
質疑応答では、南アフリカの参加者のろう文化という
言葉があるが、難聴者の文化のとらえ方の質問、カナ
ダ政府の大学の文字通訳体制の質問、
アメリカの失聴
した後も文字通訳の保障を受けて看護士になりたいと
いう意見等に、デューガン理事長、高岡、長瀬修先生
がそれぞれ答えました。この質疑応答の最中に、今回
の国連の会議にも磁気ループの用意ができることが
報告され、そうした反応もサイドイベントの成果です。
まとめでは、高岡は難聴という障害がどうして理解され
にくいのか、4点説明し、世界の難聴者、障害者が協力
して取り組もうと呼びかけました。権利条約との関わり
をもう少し詳しく説明すれば良かったと思いましたが、
長瀬先生がJDFの立場で、サイドイベントの開かれた
意義、文字情報は健聴者にも役に立つこと、国連の
特別委員会に英語だけでも字幕を出すことは、難聴者
の問題を権利条約の条文に反映させる上でも、審議を
深めるためにも大いに有効だなどと説明をして頂き
ました。
デューガン理事長は、日本政府、JDF、通訳者などに
丁寧な謝辞を述べられ、国連で始めてのサイドイベント
が終わりました。
会議後も、デューガン理事長と鈴木首席書記官、バーバ
ラワレンクIFHOH副理事長も、ピーター会長、カナダ
代表と長瀬先生などあちこちで意見交換や交流が行われ
ていました。
サイドイベント直後のアドホック委員会の第21条の情報
へのアクセスに関わる部分で、カナダ代表の文字情報、
文字通訳に関する発言があり、このサイドイベントは実際
の条文の審議に大きな影響を与えました。
日本政府も同様の趣旨の検討をされていました.
この会議の準備に携わって頂いた国際部の皆さん、要約
筆記者の皆さん、ありがとうございました。
全国でカンパを寄せられた皆さん、ありがとうございま
した。
高岡 1/21 4:00AM